デジタル大辞泉 「総合開発」の意味・読み・例文・類語 そうごう‐かいはつ〔ソウガフ‐〕【総合開発】 経済開発・社会開発・国土保全などの全体のバランスを考えながら、一定の地域の利用・開発・整備を進めること。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「総合開発」の意味・読み・例文・類語 そうごう‐かいはつソウガフ‥【総合開発】 〘 名詞 〙 土地や資源の開発についての部門別の開発計画を国家的見地から一つの計画にまとめ、有機的な連絡の下に総合的に行なわれる開発方式。[初出の実例]「一、地方の総合開発計画の策定、治山治水事業」(出典:地方自治法(1947)二条) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「総合開発」の意味・わかりやすい解説 総合開発そうごうかいはつtotal exploitation 総合的に多くの目的をもった開発をいう。アメリカ合衆国のテネシー川流域で,1933年,TVA (テネシー川流域開発公社) によって,洪水防御,水力発電,舟運,灌漑用水,生活水準の向上など多くの目的をもった開発がなされてから,そのような開発を総合開発と呼ぶようになった。単一の目的をもった開発は,自然のバランスをくずし,公害を発生させる可能性が高く,それに対して総合開発では個人的な利益追求よりも社会全体の福祉を優先する考えに基づいている。なおソ連では,ボルガ川流域などでこのような開発が計画,実施され,自然改造と呼ばれた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by