編上靴(読み)アミアゲグツ

デジタル大辞泉 「編上靴」の意味・読み・例文・類語


へんじょう‐か〔ヘンジヤウクワ〕【編上靴】

《「あみあげぐつ」を音読みにした語》旧陸軍の兵用の軍靴。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「編上靴」の意味・読み・例文・類語

あみあげ‐ぐつ【編上靴】

  1. 〘 名詞 〙 足の甲や脛(すね)にあたる部分をひもでしっかりからげてはく半長靴。靴ひもをホックにかけて×字形に編み上げるようにする。へんじょうか。あみあげ。
    1. [初出の実例]「編上靴(アミアゲグツ)の紐をそこそこに結びも敢ず」(出典:此ぬし(1890)〈尾崎紅葉〉二)

へんじょう‐かヘンジャウクヮ【編上靴】

  1. 〘 名詞 〙 「あみあげぐつ(編上靴)」を旧軍隊で音読した語。
    1. [初出の実例]「編上靴(ヘンジョウカ)右手にもち」(出典:真空地帯(1952)〈野間宏〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android