ブーツ(その他表記)boots

翻訳|boots

デジタル大辞泉 「ブーツ」の意味・読み・例文・類語

ブーツ(boots)

くるぶしより上までの長さをもつ深い靴。長靴
[類語]シューズ短靴長靴雨靴編み上げ靴軍靴スパイクパンプスハイヒールローヒール革靴ゴム靴ゴム長運動靴ズックどた靴藁沓雪沓ローファースリップオンミュールスニーカートーシューズレインシューズオーバーシューズ

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精選版 日本国語大辞典 「ブーツ」の意味・読み・例文・類語

ブーツ

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] boots ) くるぶしより上まである、革やゴム製の深い靴。防寒用、雨天用、乗馬用などがあるが、女性のおしゃれ用のものをさすことが多い。長靴。〔西洋衣食住(1867)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブーツ」の意味・わかりやすい解説

ブーツ(深靴)
ぶーつ
boots

足先から、くるぶしより上までの脚部を覆う深靴総称。高さ(長さ)はさまざまで、〔1〕くるぶしを覆う程度(アンクル・ブーツ)、〔2〕ふくらはぎ程度(ハーフ・ブーツ)、〔3〕膝(ひざ)まで、〔4〕膝以上、(〔3〕・〔4〕、ロング・ブーツ)に大別できる。履き口は紐(ひも)締め(編上げ)、ボタン、ファスナー尾錠(びじょう)などで開閉したり、伸縮布のまちを入れたりするが、ゆったりしたデザインのものはなにもつけない。防寒、防水、スポーツ用、一種のおしゃれ用などと、用途もさまざまである。素材はおもに皮革だがゴムもあり、今日では合成皮革もかなり使用されている。ブーツは、古代西アジアや北欧民族に履かれていたが、西洋では近世から近代に流行し、種々の型が登場した。19世紀なかばまでは男性の履き物であったが、1960年代のミニスカートの流行に伴って、女性のブーツの流行をみ、今日に至っている。

[田中俊子]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブーツ」の意味・わかりやすい解説

ブーツ
boots

くるぶしより丈が長い,閉鎖型はきものの一種。材料はおもに皮革,ゴムなどのほか,最近では合成皮革も用いられる。丈はくるぶし,ふくらはぎ,膝下,膝上以上の4種に大別できる。はき口は編上げ,ボタン,バックルファスナーなどで開閉するが,ゆるみのあるものは何もつけない。防寒,防水,スポーツ用のほか,一種のおしゃれ用としても用いられる。レインブーツ,ヒップブーツ,スキーブーツ,ハンティングブーツ,乗馬靴,登山靴など多くの種類がある。なお日本では 1960年代に入ってから防寒を兼ねたおしゃれ用の靴として流行し,ブームを生んだ。

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百科事典マイペディア 「ブーツ」の意味・わかりやすい解説

ブーツ

短靴に対して長靴,深靴とくに革製のものをいう。長さは足首まで,ひざ下まで,ひざ上までのものなど種々あり,雨靴,乗馬靴,軍装用,防寒と装飾を兼ねたものなどがある。
→関連項目

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世界大百科事典(旧版)内のブーツの言及

【長靴】より

…その素材も,黒色のゴムから,赤や黄など色あざやかなビニル系樹脂などが使用されるようになっている。なお昭和50年代に入って,冬季の女の,続いて男の履物として定着した革製の長靴は,ブーツと呼びならわされている。【高田 公理】。…

※「ブーツ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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