デジタル大辞泉 「翌」の意味・読み・例文・類語

よく【翌】[漢字項目]

[音]ヨク(漢)
学習漢字]6年
その次の。あくる。「翌日翌週翌春翌年翌翌日
[名のり]あきら
難読翌檜あすなろ

よく【翌】

[連体]その次の。日付年月にいう。「六日」「一九九八年」
[類語]明けて明くるみょう

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精選版 日本国語大辞典 「翌」の意味・読み・例文・類語

よく【翌】

  1. 〘 造語要素 〙 その次の、の意。年月など時間に関する名詞の上に付いて複合語となり、ある年月日基準にして、暦の上で次の年月日にあたる意を表わす。「翌日」「翌朝」「翌月」「翌年」など。また、接頭語的に年月日を表わす名詞に付いて、話題になっている年月日の、その次の年(または月・日)であることを示す。
    1. [初出の実例]「去程に翌五月廿六日兵庫を立て西宮に御陳をめされき」(出典:類従本梅松論(1349頃)下)

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普及版 字通 「翌」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 11画

(旧字)
11画

(異体字)翊
11画

[字音] ヨク
[字訓] あくるひ

[説文解字]
[甲骨文]
[金文]

[字形] 形声
声符は立(りつ)。立に位(い)・翊(よく)の声がある。立は位の初文。〔説文〕にこの字を収めず、翊四上に「飛ぶ皃なり」とし、明翌の字がない。翊は卜文に祭日の名としてみえ、五祀周祭の中の明日の祭名であるため、のち翌日の意となる。〔書、金〕に「王、日乃ち(い)えたり」とあり、〔爾雅、釈言〕に「なり」とする。翊・は同じ字であるが、のち翌日の意にはを用いる。

[訓義]
1. あくるひ、あす。
2. 翊・(翼)と通じて、明日の意に用いる。

[古辞書の訓]
立〕 タスク・ヨノアクルナリ

[語系]
・翊・jikは同声。明日、また輔翼の意に通じて用いる。〔書〕に翌日の字にみなを用いる。

[熟語]
翌日翌夕翌早・翌朝翌天翌亮

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