職衆/色衆(読み)シキシュ

世界大百科事典 第2版の解説

しきしゅう【職衆】

仏教儀式(法要)になんらかの役割を帯びて出仕する僧侶集団をいう。色衆,式衆とも記し,〈しきしゅ〉と読む場合もある。法会の出勤者全体をさす用語には,大衆(だいしゆ),衆僧,列僧などがあり,職衆とほぼ同様に用いられる。職衆と称する場合には,なんらかの身分的制約(たとえば色衣を許されるなど)が意識されていることもある。職衆は導師などの法要主宰者の下で,位階や力量に応じた任務をあらかじめ授けられている。諸役が末端に至るまで各自の責を果たすことにより,導師の統率に基づいた法要が執行され,儀式の宗教的趣旨が具体化されることになる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の職衆/色衆の言及

【大衆】より

…法要の主宰者(導師など)の下で,声明(しようみよう)の斉唱,楽器を奏する役,進行役,随伴役など種々の役割を分担する。法要の出勤者を指す職衆(しきしゆう),衆僧,列僧などもほぼ同様の意味合いである。声明の斉唱者集団は,讃衆,散花(さんげ)衆,梵音(ぼんのん)衆,平(ひら)衆などと称することもある。…

※「職衆/色衆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

ABM

弾道ミサイル迎撃ミサイル。大陸間弾道ミサイルICBMや潜水艦発射弾道ミサイルSLBMを早期に発見・識別し,これを撃破するミサイル。大気圏外で迎撃するものと,おとりなどの識別が可能となる大気圏内で迎撃す...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android