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胎便 たいべん

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妊娠・子育て用語辞典の解説

たいべん【胎便】

生まれてきた赤ちゃんが最初に出すうんち。ネバネバした黒っぽい緑色です。

出典|母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」指導/妊娠編:中林正雄(愛育病院院長)、子育て編:多田裕(東邦大学医学部名誉教授)
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デジタル大辞泉の解説

たい‐べん【胎便】

新生児が出生後の数日間に排泄する黒色の大便。腸粘液・胆汁成分・コレステリン結晶・羊水などからなる。かにばば。かにくそ。

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百科事典マイペディアの解説

胎便【たいべん】

生後2〜3日以内に排出される粘稠(ねんちゅう)な,緑黒色無臭の便。胎内および出生時に飲みこんだ羊水や腸管の分泌物,胆汁色素脂肪コレステロール等からなる。その後次第に茶色から黄色の普通便に変わる。

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世界大百科事典 第2版の解説

たいべん【胎便 meconium】

胎児の腸管内に含まれる物質の総称で,出生後に排出される。緑黒色,均質な外観を示し,粘稠で無臭である。胎便は,胎児の消化管分泌液,粘液,膵液,胆汁,および胎児によって嚥下された胎脂を含む羊水成分などが混じったもので,この特有の色調は胆汁色素に由来する。胎便の約80%は水分で,残りは固形成分(ムコプロテイン,脂肪,コレステロールなど)である。正常な胎便では,タンパク質は腸消化酵素で分解されるためほとんど含まれていない。

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大辞林 第三版の解説

たいべん【胎便】

胎児の便。粘稠性で色は青黒く、分娩後2~4日ほどに排出される。かにばば。かにくそ。胎屎たいし

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

胎便
たいべん
meconium

俗にかにばばともいう。新生児が出生後に排泄する,濃い茶褐色の黒みがかった便。腸管の粘膜細胞や分泌物,粘液,胎脂,胎毛などを含む。4~5日たつと,黄色が強くなり,普通の便となる。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

胎便
たいべん
meconium

新生児が出生後1、2日の間に初めて排泄(はいせつ)する暗緑色の便をいう。3日目以後には黄色の移行便とよばれるものに変わっていく。胎便の排泄が24時間以上遅れると、腸の疾患が疑われる。また、胎便はビリルビンを多く含むため、その排泄の遅延が黄疸(おうだん)の原因の一つともなっている。分娩(ぶんべん)時に羊水が胎便で混濁した場合は、児が苦しくて便を子宮体内で排泄したことを意味し、児の悪い状態を示すものである。[仁志田博司]
 なお、胎便のことを「かにばば」とか蟹屎(かにくそ)とよぶのは、蟹守(かにもり)の故事による。『古語拾遺(こごしゅうい)』によれば、豊玉姫(とよたまひめ)が海浜の産屋(うぶや)で皇子を出産したとき、供の天忍人(あめのおしひと)が箒(ほうき)をつくって蟹を掃いたことから掃除などをつかさどるようになり、蟹守とか掃守(かにもり)の姓ができ、のちに掃部(かもん)となったという。この故事から、出産や産児に蟹を付してよぶ語がつくられた。[新井正夫]
『斎部広成著『古語拾遺』(岩波文庫)』

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世界大百科事典内の胎便の言及

【出産】より

後産(あとざん)(えな)は生児の分身と考えられ,その始末法によって生児の将来に影響があると信じられていた。カニババは胎便のことで,カニクソ,カニコなどともいう。生後2~3日の間に排出される黒い便であるが,以前はこの間は授乳せず,マクリ,フキなど草木の根を煎じて飲ませるのが一般の慣習であった。…

【新生児】より

…これは主として体内の水分が排出されるためであり,生後7日ころまでには生まれたときの体重にもどり,その後は1日30gくらいずつ増加する。生後3日目ころまでに出る便は胎便とよばれ,緑色を帯びた黒色で,無臭,粘稠,均質な便である。生後4~5日ころには黄緑色の移行便に変わり,その後は黄色い乳児便になる。…

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