精選版 日本国語大辞典 「脳脊髄膜炎」の意味・読み・例文・類語 のうせきずいまく‐えんナウセキズイ‥【脳脊髄膜炎】 〘 名詞 〙 脳脊髄膜の感染性炎症疾患。各種化膿性細菌、ウイルス、結核菌、梅毒スピロヘータ、糸状菌などの病原菌によるものがある。高熱、頭痛、意識障害、嘔吐、全身痙攣などの症状が現われ、治療が遅れると死亡率が高く、また後遺症状も多い。髄膜炎。脳膜炎。[初出の実例]「日本橋、四谷、芝等の各区に流行性脳脊髄膜炎(ノウセキズヰマクエン)に類する症状の患者多く発生し」(出典:風俗画報‐三五〇号(1906)衛生門) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
百科事典マイペディア 「脳脊髄膜炎」の意味・わかりやすい解説 脳脊髄膜炎【のうせきずいまくえん】 髄膜炎,脳膜炎とも。脳脊髄膜の炎症性疾患。流行性脳脊髄膜炎のほか,耳,鼻,副鼻腔などの化膿性炎症に続発しやすい化膿性のものや,結核性のものなどがある。一般的症状として発熱,頭痛,嘔吐(おうと),意識障害,頸(けい)部硬直などを示す。治療は抗生物質の投与,特に髄腔内注入。→関連項目小児結核|脳圧亢進|脳水腫|半盲 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の脳脊髄膜炎の言及 【髄膜炎】より …いわゆる脳膜炎のことで,脳脊髄膜炎ともいう。髄膜の炎症は硬膜を侵す硬膜炎pachymeningitisとくも膜,軟膜を侵す軟膜炎leptomeningitisに大別されるが,後者が髄膜の炎症の大部分を占め,通常単に髄膜炎と呼ばれる。… ※「脳脊髄膜炎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by