ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
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仏教で、悟りをひらいて仏になるため自己が修めていく修行の力(はたらき)を自力といい、すべてのものを救済しようとする仏の願いである本願(ほんがん)の力を他力という。浄土教では、その教えの特色を示すために、とくに自力・他力の区別を強調し、浄土教以外では、自己の修道の力によって悟りを目ざすのに対して、阿弥陀仏(あみだぶつ)の本願力(他力)に助けられて浄土に生まれることができると説く。もと中国の曇鸞(どんらん)の著『浄土論註(ちゅう)』に説かれ、以後、浄土教において自力・他力のことが重視されるようになった。唐代に道綽(どうしゃく)は、仏教を聖道(しょうどう)門と浄土門に大別し、自力による成仏(じょうぶつ)の教えを聖道門、他力による往生(おうじょう)浄土の教えを浄土門とよんだ。他力をとくに強調したのは親鸞(しんらん)であり、愚かで罪深い凡夫(ぼんぶ)の救いは自力を捨てて他力に帰するほかはないと説き、念仏も信心もすべて他力であることを明らかにした。
[瓜生津隆真]
アジア各国の民主化を求める若者によるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上での同盟の名称。もともとは香港、台湾、タイなどの若者が自国の民主化を求めて行っていたそれぞれの抗議運動がSNS(ソ...
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