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自己運動 じこうんどうmotio autonomica

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

自己運動
じこうんどう
motio autonomica

哲学用語で,運動の原動力自己のうちに有する主体の運動をさす。スコラ哲学によれば,厳密な意味で自己自身の運動の原動力を自己のうちにもつものは純粋現実有のみであるが,複合的な組成の有機物も一つの部分がほかの部分を動かすという仕方で,主体全体としてみるときは原動力を自己のうちに有するということができる。たとえば生命の運動がそれで,外から受動的に働きかけられる無機物などの機械的運動から区別される。近世哲学ではヘーゲルが精神の自己運動 Selbstbewegungを主張し,その根拠を矛盾のなかに見出した。

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デジタル大辞泉の解説

じこ‐うんどう【自己運動】

《〈ドイツ〉Selbstbewegung
運動の原因が、外部ではなく、それ自体の中にある運動。
弁証法で、事物に内在する矛盾によって変化・発展していく必然的運動。

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大辞林 第三版の解説

じこうんどう【自己運動】

弁証法で、外的原因からではなく自らのうちに内在する矛盾が原因となって変化・発展してゆく必然的運動。

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