良信(読み)りょうしん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「良信」の解説

良信(1) りょうしん

1173-1253 鎌倉時代の僧。
承安(じょうあん)3年生まれ。真言宗貞応(じょうおう)3年鎌倉勝長寿院別当となる。幕府護持僧として祈雨防災祈祷,源実朝(さねとも)追善,執権北条経時(つねとき)出家の際の戒師などをつとめた。権(ごんの)僧正。建長5年5月23日死去。81歳。通称は大蔵卿法印権僧正。

良信(2) りょうしん

1278-1329 鎌倉時代の僧。
弘安(こうあん)元年生まれ。鷹司基忠(もとただ)の子。法相(ほっそう)宗。奈良興福寺一乗院の覚昭にまなび門跡(もんぜき)をつぐ。維摩会(ゆいまえ)の講師(こうじ),探題(たんだい)をつとめた。徳治(とくじ)2年興福寺別当。大僧正嘉暦(かりゃく)4年2月9日死去。52歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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