苔植物(読み)コケショクブツ

デジタル大辞泉の解説

こけ‐しょくぶつ【×苔植物】

植物界の一群。スギゴケなどの蘚(せん)類ゼニゴケなどの苔(たい)類ツノゴケ類の三つに大別される。世界に約2万5000種、日本に約2000種が知られる。ゼニゴケのように葉状体のものと、スギゴケのように葉と茎の分化のみられるものとがある。高さ5ミリくらいのものが大部分で、特別な通導組織はなく、世代交代をし、胞子体配偶体に付着して生活をする。蘚苔植物

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大辞林 第三版の解説

こけしょくぶつ【苔植物】

シダ植物と並べられる植物界の一門。蘚苔せんたいまたは苔蘚植物ともいう。世界に約25000種が知られ、日本には約2400種が分布。体制はシダ植物よりも原始的、胞子をつける器官は蒴さくまたは子囊しのうとその柄で、シダ植物の根・茎・葉に相同すると考えられる。明瞭な世代交代を行う。蘚類と苔たい類とツノゴケ類とに大別され、蘚類にはスギゴケ・ミズゴケなどが、苔類にはゼニゴケ・ジャゴケなどが含まれる。 → 蘚類たい類 ・ツノゴケ類

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精選版 日本国語大辞典の解説

こけ‐しょくぶつ【苔植物】

〘名〙 陸上植物界の一つで、一般には苔類(たいるい)と蘚類(せんるい)とに大別する。根・茎・葉の分化がなく、葉状体または茎葉体と仮根とからなる。蘚類には道束という通道組織があるが、維管束はない。土、岩、樹皮などに着生。植物体は単相。生卵器と造精器で造られた卵子と精子は合体し複相の接合体となり、減数分裂後母体を離れて独立し発芽して新しい植物体となる。蘚苔植物。こけ類。

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