出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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莞島
かんとう / ウァンド
韓国(大韓民国)、全羅南道(ぜんらなんどう/チョルラナムド)の南海岸に位置する島。面積62.6平方キロメートル、人口3万3782(1980)。多島海の一部をなす。米、麦、サツマイモなどが主要作物で、島の周囲の海域では、タイ、ヒシコイワシの漁獲が多く、ノリ、ワカメなどの養殖も盛ん。ノリ栽培は本島の主要な経済的基盤になっている。橋梁(きょうりょう)で海南半島と結ぶ。新羅(しらぎ)時代は清海鎮とよばれ、唐、新羅、日本の3国にわたる交易を行っていた弓福(中国では張保皐(ちょうほこう)、日本では張宝商)の根拠地であった。
[森 聖雨]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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莞島【かんとう】
韓国,全羅南道の南端近くにある島。島内の主峰は象皇峰(644m)。ノリの産地として知られ,近海はサバ,イシモチ,タイなどが豊富。本土とは莞島大橋でつながっている。周辺の島々とともに多島海海上国立公園を形成。62.5km2。莞島郡の人口は5万1000人(2005)。
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