菊陽町(読み)きくようまち

日本歴史地名大系 「菊陽町」の解説

菊陽町
きくようまち

面積:三七・二一平方キロ

菊池郡の最南端に位置する。東は大津おおづ町、北は合志こうし町、西は合志町・西合志にしごうし町・熊本市、南は熊本市・上益城かみましき郡益城町に接する。町域の北部は合志台地の一部、南部は白水はくすい台地の一部を含む。中央部は東西に貫流する白川造成した二つの段丘面からなっている。白川北方を国道五七号(旧豊後街道)と国鉄豊肥線が並行して走り、西端を九州自動車道が通る。南端には昭和四六年(一九七一)開港熊本空港がある。

集落は合志台地南縁沿いに開削されたほり川の周辺、国道五七号沿い、白川河岸や段丘崖に沿って立地する。特徴的なことは、町域の北部から西部にかけて近世初期の「地筒仕立」の集落(屯田兵村的集落)が多いことである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「菊陽町」の意味・わかりやすい解説

菊陽〔町〕
きくよう

熊本県中部,熊本市に隣接する白川中流域の町。 1955年津田原水 (はらみず) ,白水 (はくすい) の3村が合体して菊陽村となり,69年町制。溶岩台地が広く,畑作が盛んで,タバコ,野菜の栽培ほか,畜産が行われる。近年熊本市の近郊都市化が著しく,紡績,自動車などの工場が立地している。 JR豊肥本線と国道 57号線が東西に走り,南東端には熊本空港がある。面積 37.46km2人口 4万3337(2020)。

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