最新 地学事典 「菱コバルト鉱」の解説
りょうコバルトこう
菱コバルト鉱
sphaerocobaltite
化学組成CoCO3の鉱物。三方晶系,空間群
執筆者:吉井 守正・松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
sphaerocobaltite
化学組成CoCO3の鉱物。三方晶系,空間群
執筆者:吉井 守正・松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
炭酸第一コバルトの鉱物。方解石系。自形は方解石同様、菱面体あるいはこれを基調とする立体。微細結晶が球状集合をなすことも多く、また皮膜をなす。コバルトを主成分とする硫化物を含む鉱床の酸化帯に産する。鉱床の種類は中~深熱水鉱脈型、接触交代鉱床、正マグマ鉱床など。日本では兵庫県朝来(あさご)市生野(いくの)鉱山(閉山)から知られた。この場合の初生鉱物は含コバルト硫砒鉄鉱である。
共存鉱物はコバルト華、方解石、含コバルト苦灰石(くかいせき)など。同定はコバルト華に似るが、劈開(へきかい)面上の光沢が弱く、硬度がいくらか高い。ただし皮膜状になると識別しがたい。命名は球顆(きゅうか)状を呈する外観と成分元素コバルトによる。
[加藤 昭]
菱コバルト鉱
英名 sphaerocobaltite
化学式 Co[CO3]
少量成分 Ca,Ni,Mg,Fe
結晶系 三方
硬度 4
比重 4.21
色 深紅,灰赤,淡紅
光沢 ガラス
条痕 淡紅
劈開 三方向に完全
(「劈開」の項目を参照)
冬に 4日間暖かい日が続くと 3日間寒い日が続き,また暖かい日が訪れるというように,7日の周期で寒暖が繰り返されることをいう。朝鮮半島や中国北東部の冬に典型的な気象現象で,日本でもみられる。冬のシベリ...