蒲桃(読み)フトモモ

デジタル大辞泉 「蒲桃」の意味・読み・例文・類語

ふと‐もも【蒲桃】

フトモモ科の常緑小高木。葉は細長く、革質でつやがある。3、4月ごろ、白い4弁花を開き、黄白色の雄しべ多数のびる。実は卵形球形などをし、白や黄色で香りがあり、生食のほかジャム・酒などに利用。熱帯アジアの原産

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精選版 日本国語大辞典 「蒲桃」の意味・読み・例文・類語

ふと‐もも【蒲桃】

  1. 〘 名詞 〙 フトモモ科の常緑小高木。アジア熱帯地方の原産で、果樹または観賞用に、沖縄・小笠原などで栽植される。高さ六~一〇メートル。葉は長楕円形で長さ一五センチメートル内外、短柄をもち対生する。夏、枝先に径三~五センチメートルの緑白色の四弁花を数個開く。雄しべが多数花の外に突き出ている。果実は径四センチメートルぐらいの球形でバラの花に似た芳香があり、淡緑色か淡黄色に熟す。果実は淡泊な甘味があり、生食するほか、ジャムなどにする。漢名、蒲桃。ほとう。〔日本植物名彙(1884)〕

ほ‐とう‥タウ【蒲桃】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 植物「ぶどう(葡萄)」の異名
    1. [初出の実例]「以珍菓茶薬補桃酒饗」(出典参天台五台山記(1072‐73)四)
  3. 植物「ふともも(蒲桃)」の漢名。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「蒲桃」の解説

蒲桃 (ブドウ・ホトウ)

学名Vitis vinifera
植物。ブドウ科の落葉つる性植物,園芸植物,薬用植物

蒲桃 (フトモモ・ホトウ)

学名:Syzygium Jambos
植物。フトモモ科の常緑高木,園芸植物

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