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蓄積管 ちくせきかん storage tube

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

蓄積管
ちくせきかん
storage tube

電気や光などの入力信号を管内の絶縁物上に電荷の形で蓄積記録しておき,のちにこれを電気あるいは光の信号として取出すようにした電子管の総称。蓄積管の基本動作は記録,再生,消去であり,これらは順次または一部同時に行われ,蓄積時間は長いものは数日のものもある。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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百科事典マイペディアの解説

蓄積管【ちくせきかん】

記録管,記憶管ともいい,電気信号を蓄積し,再生する特殊ブラウン管電子ビームを蓄積メッシュ走査して電子像をつくり蓄積,必要なとき無変化ビームを走査し蓄積像のプラスマイナスに作用させて信号板に到着する電子流の量を読み取る。

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世界大百科事典 第2版の解説

ちくせきかん【蓄積管 storage tube】

陰極線管の一種で,画像信号などを一時蓄積・記憶し,これをある時間経過した後で可視画像として表示したり,または電気信号として再び取り出す(再生)ことのできるものである。入力と出力の形式により次の4種類に分類される。
[信号変換型]
 電気信号を入力して電気信号を出力するもの。画像信号の走査方式の変換などに使用する。
[直視型]
 電気信号を入力して光(可視画像)を出力するもの。レーダーオシロスコープなど観測用に使用する。

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大辞林 第三版の解説

ちくせきかん【蓄積管】

電子管の一。信号を管内に一時記録・蓄積し、必要に応じ再生できるもの。特殊なオシロ-スコープなどに用いられる。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

蓄積管
ちくせきかん
storage tube

電気または光などの情報信号を一時蓄積しておき、ある時間経過してから読み取るようにした陰極線管。1940年代後半から1950年代後半にかけて開発され、レーダーディスプレー、走査方式の変換やオシロスコープ用に利用されている。一般に、情報信号を絶縁物に電荷の形で蓄積し、二次電子放出を利用してこれを読み出す方法が用いられている。
 入力と出力の情報信号の種類によって、(1)電気入力→電気出力の信号変換型、(2)電気入力→光出力の直視型、(3)光入力→電気出力の撮像型、(4)光入力→光出力の光変換型、の四つのタイプに分けられる。[岩田倫典]

信号変換型

画像信号の遅延素子やPPI方式のレーダー像からテレビ走査方式への変換、テレビ画像の狭帯域伝送などに利用され、さまざまな構造のものが考案されている。代表的なものはビジコン管に似た構造で、細かい金属網に絶縁物(CaF2など)が数マイクロメートルの厚さで蒸着された蓄積ターゲットをもっている。情報の記録は、ターゲットの絶縁物が電子ビームによる情報信号を電位パターンとして蓄積し、この電位パターンが網目を通過する情報読み出し時の電子ビームを変形するのを利用する。この形で対向する二つの電子銃を用いて記録と読出しを別個にできるものもある。[岩田倫典]

直視型

信号変換型と似ているが、直視できる蛍光面をもつことと、フラットビームを用いて蛍光面全面を同時に照射する記録の読出し用の電子銃をもっていることが異なる。高輝度の出力像が観測できるので、レーダーやオシロスコープに用いられる。直視型には、中間調表示のできるものとオン・オフの二定電位を記録するものとがある。中間調表示型は、記録は変調した電子ビームを用いるが、再生はフラットビーム用の電子銃をグリッドで制御して行う。中間調のある映像が得られ、残光時間も調整できるが、読取り時間に制約がある。この形式には、改良型とマルチモード型とよばれるものもある。二定電位型は、蓄積管に普通用いられる二次電子を集める網状のコレクター電極が絶縁物に密着した構造をしている。ビームの当たったターゲットの表面電位はコレクター電位と同じで、当たらない部分は零(ゼロ)電位と低く、記録はほぼ永久に保存される。この形式のものにはメッシュレス型やマルチカラー蓄積管がある。
 撮像型はイメージオルシコンとかビジコンなどの撮像管であり、光変換型はイメージ管である。この両者は蓄積管の一種ではあるが、現在では蓄積管とよばないことが多い。[岩田倫典]
『大石巖他著『画像ディスプレイ』(1975・コロナ社)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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世界大百科事典内の蓄積管の言及

【陰極線管】より

…電子ビームの偏向には電界偏向が用いられ,蛍光面としては一般観測用には視感度の高いP1,P2,P31など,写真撮影用にはP11が用いられる。(4)蓄積管 画像信号を一時的に保持,記憶し,再び信号を取り出すことのできるもの。蓄積管【大石 巌】。…

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