蓮田(読み)ハスダ

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「蓮田」の意味・わかりやすい解説

蓮田(市)
はすだ

埼玉県東部にある市。1972年(昭和47)市制施行。JR東北本線(宇都宮線)、国道122号、主要地方道さいたま栗橋(くりはし)線が通じ、東北自動車道の蓮田スマートインターチェンジがある。大宮台地中央部に位置し、東は元荒川、西は綾瀬(あやせ)川によってくぎられる。台地末端には、黒浜貝塚(くろはまかいづか)、関山貝塚(せきやまかいづか)などの縄文前期の遺跡が多い。米作を中心とした農業が盛んで、とくにナシは県下有数の生産地帯となっている。都心から40キロメートルの好位置にあるため、近年住宅や工場進出が著しく、都市化が進んでいる。古代ハスが見られる西城沼公園、野鳥の訪れる黒浜沼などがある。閏戸(うるいど)の式三番は国の選択無形民俗文化財、県の無形民俗文化財に指定されている。面積27.28平方キロメートル、人口6万1499(2020)。

[中山正民]

『『蓮田市史』全10冊(1997~2004・蓮田市)』


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百科事典マイペディア 「蓮田」の意味・わかりやすい解説

蓮田[市]【はすだ】

埼玉県東部の市。1972年市制。元荒川両岸の台地上にあり,米麦野菜ほか,埼玉ナシを特産。東北本線が通じる。1960年代から住宅や工場の進出が著しく,また1986年に出された市の総合振興計画により駅前再開発や居住環境整備が進められている。関山貝塚など縄文(じょうもん)前期の遺跡が多い。27.28km2。6万3309人(2010)。

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