薄曇(読み)ウスグモリ

デジタル大辞泉 「薄曇」の意味・読み・例文・類語

うす‐ぐもり【薄曇(り)】

空がほぼ全体的に薄く雲に覆われていること。また、そのような天気。気象用語としては、雲量が9以上で、巻雲巻層雲巻積雲の雲量が、他の雲より多い場合をいう。
[類語]曇り花曇り曇天雨曇り本曇り高曇り雪曇り雲間

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精選版 日本国語大辞典 「薄曇」の意味・読み・例文・類語

うす‐ぐもり【薄曇】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 空一面に、薄い雲がかかって曇ること。また、その天候。気象用語としては、雲量が八以上の天気の状態で、最多雲量が上層雲である場合をいう。
    1. [初出の実例]「花にほふ彌生の空のうす曇かすめる月にあくがれぞゆく」(出典:隣女集(1295)二)
  3. のように、ものの表面がうすく曇ったように見えること。
    1. [初出の実例]「薄曇りのした茶色の眼」(出典:唐人お吉(1928)〈十一谷義三郎〉六)

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百科事典マイペディア 「薄曇」の意味・わかりやすい解説

薄曇【うすぐもり】

雲量雲形によって天気を判定した場合の一つ。観測時の全雲量が9以上で曇となっており,かつ巻雲,巻層雲,巻積雲,あるいはこれらの組合せのどれかが最多雲形となっているときを薄曇とする。→

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「薄曇」の意味・わかりやすい解説

薄曇
うすぐもり
high cloud overcast

全天空を 10としたとき,その空に占める全雲量が 9以上あり,上層雲が中層下層の雲より多く,降水現象がない場合。ただし,天気予報では晴れとする。

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