出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
(増渕徹)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
…現存最古の歌学書。772年(宝亀3)参議藤原浜成が,光仁天皇の勅によってものした書。中国詩学をそのまま転用し,和歌論としては不自然な所が多いが,押韻を論じたり,雅語俗語の区別を論じており独自性もある。…
…妻藤原法壱も従い,母不破内親王と川継の姉妹は淡路国に移配された。また法壱の父藤原浜成は参議,侍従の職を解かれ,山上船主は隠岐介,三方王は日向介に左遷,大伴家持,坂上苅田麻呂,伊勢老人,大原美気,藤原継彦など40人の知友,姻戚もあるいは現任を解かれ,あるいは京外に移された。805年罪を免ぜられ,806年(大同1)従五位下に復し,809年典薬頭,812年(弘仁3)伊豆守となる。…
…日本の代表的な貴族。大化改新後の天智朝に中臣氏から出て,奈良時代には朝廷で最も有力な氏となり,平安時代に入るとそのなかの北家(ほくけ)が摂政や関白を独占し歴代天皇の外戚となって,平安時代の中期は藤原時代ともよばれるほどに繁栄した。鎌倉時代からはそれが近衛(このえ)家,二条家,一条家,九条家,鷹司(たかつかさ)家の五摂家に分かれたが,以後も近代初頭に至るまで,数多くの支流を含む一族全体が朝廷では圧倒的な地位を維持し続けた。…
※「藤原浜成」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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