デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原重家」の解説 藤原重家(2) ふじわらの-しげいえ 1128-1181* 平安時代後期の公卿(くぎょう),歌人。大治(だいじ)3年生まれ。藤原顕輔(あきすけ)の子。従三位,大宰大弐(だざいのだいに)となる。六条家の歌人で,御子左(みこひだり)家の藤原俊成らとも交流した。「千載和歌集」以下の勅撰集に30首。詩,管弦にもすぐれた。治承(じしょう)4年12月21日死去。53歳。初名は光輔。法名は蓮家(蓮寂とも)。家集に「重家集」。 藤原重家(1) ふじわらの-しげいえ 977-? 平安時代中期の官吏。貞元(じょうげん)2年生まれ。藤原顕光の子。母は盛子内親王。従四位下,左近衛(さこんえの)少将。容姿すぐれ,親友の源成信とともに光少将,照中将とならび称された。長保3年(1001)ともに園城寺で出家。一条朝の四納言の評議の様子をみて,不才をさとったためという。号は一乗院。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by