西域仏教(読み)せいいきぶっきょう

世界大百科事典 第2版の解説

さいいきぶっきょう【西域仏教】

インドからの仏教の伝播と東漸に重要な関係をもった西域とくに中央アジア諸国の仏教。前3世紀ころに在位したアショーカ王によってインド全土から周辺国にまで流布した仏教は,前2世紀ころにはバクトリア(トハラ大夏)に確実な足跡を残し,紀元前後には中国にまで流伝するにいたった。その経路は,中央アジアの通商路シルクロードを経たものであり,後代にいたるまで中国では,インド(天竺)はもちろん大月氏パルティア(安息),ソグド(康居),クチャ(亀茲)などの出身学僧が仏典翻訳などに活躍した。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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