西新井大師(読み)ニシアライダイシ

デジタル大辞泉 「西新井大師」の意味・読み・例文・類語

にしあらい‐だいし〔にしあらゐ‐〕【西新井大師】

東京都足立区西新井にある真言宗豊山派の寺。正しくは五智山遍照院総持寺開創は弘仁11年(820)、開山空海と伝える。厄除大師として著名

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精選版 日本国語大辞典 「西新井大師」の意味・読み・例文・類語

にしあらい‐だいしにしあらゐ‥【西新井大師】

  1. 東京都足立区西新井にある真言宗豊山派の寺、総持寺の俗称。弘仁一一年(八二〇)空海の創建と伝えられる。川崎大師とともに厄除大師の霊場として有名。本尊は十一面観世音菩薩像・弘法大師像。西新井の大師堂

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「西新井大師」の意味・わかりやすい解説

西新井大師
にしあらいだいし

東京都足立(あだち)区西新井にある寺。五智山遍照院総持寺(ごちざんへんじょういんそうじじ)と号し、真言(しんごん)宗豊山(ぶざん)派に属する。本尊は弘法(こうぼう)大師(空海)。天長(てんちょう)年間(824~834)大師が関東巡錫(じゅんしゃく)のとき当地にとどまり、十一面観音を造像し、悪病平癒を祈願したのに始まるという。過去数度の兵火にあったが、本尊は難を免れたので「厄除(やくよ)け火防(ひぶせ)のお大師様」として崇敬された。1966年(昭和41)不慮の火災にあい諸堂を焼失したが、72年以降、本堂(遍照殿(へんじょうでん))、不動堂、八角堂、光明殿を次々に建立し、伽藍(がらん)を一新した。寺宝に、鋳銅刻画蔵王権現(ざおうごんげん)像(国宝)のほか、谷文晁(ぶんちょう)の襖絵(ふすまえ)、葛飾北斎(かつしかほくさい)の「大師成道(じょうどう)絵」などがある。また「西の長谷寺(はせでら)、東の西新井」とよばれるボタンの名所。

[野村全宏]

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デジタル大辞泉プラス 「西新井大師」の解説

西新井大師

東京都足立区にある真言宗豊山派の寺院、五智山遍照院総持寺(ごちざんへんじょういんそうじじ)の通称。本尊は弘法大師、十一面観音。厄除け祈願所として知られる。国宝、蔵王権現像ほか重要文化財を多数所蔵。

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事典・日本の観光資源 「西新井大師」の解説

西新井大師

(東京都足立区)
関東三厄除大師指定の観光名所。

西新井大師

(東京都足立区)
新東京百景」指定の観光名所。

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