西桂(読み)にしかつら

改訂新版 世界大百科事典 「西桂」の意味・わかりやすい解説

西桂[町] (にしかつら)

山梨県南東部,富士山北麓に位置する南都留(みなみつる)郡の町。人口4541(2010)。中央部を貫流する桂川沿いに集落が発達し,富士急行電鉄,国道139号線が通じる。郡内地方の一角を占め,古くから桂川の水を利用し,農家副業としての甲斐絹かいき)の生産がこの町の主要産業となってきた。現在もおもに夜具地,座布団地,ネクタイなどを生産する。北西部に三ッ峠山がある。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「西桂」の意味・わかりやすい解説

西桂(町)
にしかつら

山梨県南東部、南都留郡(みなみつるぐん)にある町。桂川の中流域、都留市の西隣に位置する。1952年(昭和27)町制施行。伝統的な郡内機業(ぐんないきぎょう)の町として伸展してきたが、機業不振が続くなか観光開発に力を入れている。富士急行三つ峠駅が町内にあり、三ツ峠山(1785メートル)は富士山の眺望で名高く、登山客も多い。中央自動車道、国道139号も通じる。面積15.22平方キロメートル、人口4041(2020)。

横田忠夫


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百科事典マイペディア 「西桂」の意味・わかりやすい解説

西桂[町]【にしかつら】

山梨県中東部,南都留(みなみつる)郡の町。富士急行が通じる。桂川上流域を占め,大部分山地。古くから甲斐絹(かいき)の産地で,現在は人絹・化繊織物を産するほか自動車部品などの工場もある。三ッ峠山の登山口。15.22km2。4541人(2010)。

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