許認可行政(読み)きょにんかぎょうせい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

許認可行政
きょにんかぎょうせい

規制行政の主要な部分を占める許認可権に基づいた行政活動のこと。許認可権には許可,認可,免許,承認,指定,確認,検査,検定,届出,証明,認証などの法令用語が該当する。総務庁 (現総務省) の調査によると,許認可などの事項数は,1998年3月時点で1万 1117である。省庁別では運輸省 (現国土交通省) ,通産省 (現経済産業省) ,農林水産省などが上位を占めた。

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知恵蔵の解説

許認可行政

日本の行政省庁は、法令用語にいう許可、認可、免許、承認、指定、確認、検査、検定、届出、証明、認証など、多数の規制権限を有している。こうした規制行政を総称して許認可行政という。許認可行政は、経済的活動の公正の確保や国民の権利の保護、生活上の安全の確保などの目的を掲げて展開されている。したがって、例えば電気通信事業を営むには免許を必要とする。あるいは個々の事業に従事するために医師、調理師などの免許が必要とされている。また、製品の規格を定め安全を確保するために、検査、検定や認証が行われている。2003年3月31日現在で、こうした許認可権限は、1万1007件を数える。

(新藤宗幸 千葉大学法経学部教授 / 2007年)

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百科事典マイペディアの解説

許認可行政【きょにんかぎょうせい】

許可,認可,免許,承認,指定,確認,検査,検定,屈出,証明,認証など,行政機関が持つ多くの規制権限による行政のあり方。公正な経済活動や安全の確保のために許認可権の行使は必要であるが,行政機関の既得権限の擁護・強化につながり,社会の健全な発展を阻害する傾向を生じる。こうした規制の緩和をはかるべきだという世論に押され,政府は1994年12月に行政改革推進のための第三者機関として行政改革委員会を設置して,規制緩和を含む行政改革の実施状況の監視・調査にあたらせている。
→関連項目官官接待行政裁量行政手続法

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大辞林 第三版の解説

きょにんかぎょうせい【許認可行政】

許認可などの規制権限を行使する行政。

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