(読み)チュウ

デジタル大辞泉 「誅」の意味・読み・例文・類語

ちゅう【誅】[漢字項目]

[音]チュウ(慣)
罪をとがめて殺す。「誅殺誅伐天誅
厳しく責めたてる。「誅求筆誅

ちゅう【×誅】

罪ある者を討伐すること。罪人を殺すこと。「に付する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「誅」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐・する【誅】

〘他サ変〙 ちゅう・す 〘他サ変〙
① 罪のある者を殺す。罪人を死刑に処する。成敗する。
家伝(760頃)上「以某月日、遂誅山背大兄於斑鳩之寺
保元(1220頃か)中「殊に為朝とやらんは〈略〉寄怪の者なり。からめ取って誅すべし」
② 攻め討つ。攻めほろぼす。
将門記(940)「又、貞盛、既に多年険難を歴て、今、兇怒の類を誅するは、尤も貞盛の励みの致す所なり」

ちゅう【誅】

〘名〙 罪のある者を征伐すること。罪人を殺すこと。仕置。
続日本紀‐天平元年(729)二月甲戌「長屋王者依犯伏誅」 〔戦国策‐秦策・昭襄王〕

ちゅう‐・す【誅】

〘他サ変〙 ⇒ちゅうする(誅)

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