誘き出す(読み)オビキダス

デジタル大辞泉 「誘き出す」の意味・読み・例文・類語

おびき‐だ・す【誘き出す】

[動サ五(四)]だましてさそい出す。「おとりを使って―・す」
[類語]釣り出すおびき寄せる誘ういざなう招く呼ぶ誘い合わせる誘い出す・誘い入れる・誘い込む引き込む引き入れる引きずり込む引っ張り込む巻き込む抱き込む・誘いかける・呼びかける働きかける持ちかける勧誘誘引袖を引く口を掛ける声を掛ける水を向ける鎌を掛ける

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精選版 日本国語大辞典 「誘き出す」の意味・読み・例文・類語

おびき‐だ・す【誘出】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙 だましてさそい出す。おびきいだす。
    1. [初出の実例]「挑戦はをひき出さうとて、けしゃういくさをするぞ」(出典:史記抄(1477)一二)
    2. 「夫(あ)の女を此の内へ二三度も誘(オビ)き出し」(出典雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉下)

そびき‐だ・す【誘出】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 だましてさそい出す。無理に引きずり出す。おびきだす。そびきいだす。
    1. [初出の実例]「来ぬ春を世にそびきだす霞哉〈成安〉」(出典:俳諧・毛吹草(1638)五)

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