豊能(読み)とよの

精選版 日本国語大辞典 「豊能」の意味・読み・例文・類語

とよの【豊能】

  1. 大阪府の北西端の郡。猪名川支流の能勢川・余野川の上流域にある。明治二九年(一八九六豊島・能勢の両郡が合併して成立

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「豊能」の意味・わかりやすい解説

豊能(町)
とよの

大阪府北部豊能郡の町。北東は京都府、西は兵庫県に接する。1977年(昭和52)東能勢(ひがしのせ)村が町制施行して成立。能勢電鉄が妙見口(みょうけんぐち)駅まで通じ、国道423号、477号が町を縦断する。老ノ坂山地(おいのさかさんち)にあり、南流する猪名(いな)川の支流初谷川や余野川沿いに小盆地が開ける。集落の多くは北部の能勢町との境にある能勢妙見堂への参詣(さんけい)路に立地する。稲作中心に寒天製造やキュウリ、トマト、丹波(たんば)グリの栽培が行われていたが、1970年前後から能勢電鉄沿線の山林原野にときわ台、光風台、町の東部に希望ヶ丘の大規模住宅団地の開発が進み、農山村は急激に変貌(へんぼう)した。面積34.34平方キロメートル、人口1万8279(2020)。

[樋口節夫]

『『豊能町史』全2冊(1984~1987・豊能町)』


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改訂新版 世界大百科事典 「豊能」の意味・わかりやすい解説

豊能[町] (とよの)

大阪府北部,豊能郡の町。1977年東能勢村が町制,改称。人口2万1989(2010)。老ノ坂山地に位置し,猪名川支流の余野川上流域を占める。北部の妙見山に日蓮宗の能勢妙見堂(能勢町)があり,その参拝客を運ぶため,1923年に阪急宝塚線川西能勢口駅からの能勢電鉄線が豊能町西部の妙見口駅まで延長された。林業や寒天づくりなどは零細で,過疎化が進行していたが,67年以来能勢線沿線で住宅団地の開発が進められ,近年人口の増加著しい
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百科事典マイペディア 「豊能」の意味・わかりやすい解説

豊能[町]【とよの】

大阪府北部,豊能郡の町。1977年東能勢村が改称,町制。箕面(みのお),茨木両市と能勢町に接する。中心は余野。町域は老ノ坂山地に属し,山林が多い。米作などを行う。34.34km2。2万1989人(2010)。

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