賢人会議(読み)ケンジンカイギ(その他表記)wisemen group

デジタル大辞泉 「賢人会議」の意味・読み・例文・類語

けんじん‐かいぎ〔‐クワイギ〕【賢人会議】

古代英国で、貴族聖職者などによって構成された御前会議国政の重要事項について話し合われた。
有識者が集まり、諸問題の解決のために話し合う会議。「国際賢人会議

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共同通信ニュース用語解説 「賢人会議」の解説

賢人会議

核軍縮の実質的な進展のための賢人会議 核軍縮の在り方を話し合う外務省主催の会合。岸田文雄前外相が設置を表明した。核兵器保有国と非保有国の信頼関係を再構築する目的で、双方の有識者を交えて2017年に発足安全保障や国際法の研究者、広島の平和団体関係者、長崎被爆者など、国内外の17人からなる。初会合は同年11月、広島市で実施。今年3月の第2回会合で、核拡散防止条約(NPT)体制前提に対立国間を橋渡しする意義を説いた提言をまとめた。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「賢人会議」の意味・わかりやすい解説

賢人会議
けんじんかいぎ
wisemen group

ある特定の問題を究明し,その解決の方途を探るため設置される会議。当該問題について豊富な知識と経験を持つ人々で構成される。南北間の円滑な資金の流れを論じるため,国連事務総長によってつくられたシュミット委員会,日米経済関係を中心に話し合いが持たれた大平・鈴木政権当時の日米賢人会議,日中日英日韓の間で政府委嘱によってつくられた委員会などがある。良識を集めるという意義はあるが,実践を伴わず,人選が政治的である,といった指摘もある。

賢人会議
けんじんかいぎ

「ウィテナイェモート」のページをご覧ください。

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