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超長期国債 ちょうちょうきこくさいultra long-term national bond

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

超長期国債
ちょうちょうきこくさい
ultra long-term national bond

償還期間が長期国債の 10年を上回る国債をいい,1983年2月に 15年物の変動利付債,同年9月に 20年物の固定利付債が初めて発行された。超長期国債は国債多様化の一貫として 82年度から発行されているが,当初は,特定の引受先に対する私募方式で,転売制限が設けられ,また変動利付債であるなどの特徴を持ち,発行条件や発行量などが当面の債券市場に影響を与えずに発行されたものであった。その後,長期金利の低下傾向の下で,国債消化を円滑化する必要が生じたこと,また中・短期国債の発行によって平均残存期間の短縮化が進み,借り換えの頻度を高めていかなければならず,借り換えの負担を軽減する必要が生じたことなどから,87年度には公募入札方式で超長期国債の発行が始められた。

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大辞林 第三版の解説

ちょうちょうきこくさい【超長期国債】

償還期限が長期国債を超える国債。日本では1983年(昭和58)に発行されたのが最初。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

超長期国債
ちょうちょうきこくさい
long-term government bond

発行から元本償還までの期間が10年を超える国債。日本では15年、20年、30年、40年の4種類があり、イギリス、フランス、ポーランド、中国では償還50年以上の国債も発行されている。数十年という長期にわたって固定金利で資金を調達することで、金利変動リスクを避け、将来の利払い負担を抑えることができる。日本をはじめ欧米各国とも国債に占める超長期国債の比重が増している。
 橋や空港、道路などの社会資本は耐用年数が数十年に及ぶため、資金も超長期で調達しようとの発想で始まった。イギリスの国債発行残高に占める超長期国債の比率が3割を超えるなど、ヨーロッパでは超長期国債発行が定着している。
 日本では国債の大量償還に伴う借換債の発行や償還時期が一時期に集中するのを避ける目的で、1983年(昭和58)2月に初めて15年債が発行された。満期まで半年ごとに利子が支払われる固定利付国債(20年、30年、40年)と、利率が変動する変動利付国債(15年国債)がある。もっとも発行量が多いのは20年国債で、超長期金利の指標となっている。
 生命保険会社や年金基金などは資産だけではなく負債も長期にわたって管理するALM(Asset Liability Management)を求められており、超長期国債への投資傾向を強めている。政府だけでなく、都道府県や政令指定都市などの地方自治体も超長期にわたる資金調達の必要があり、最近は20年、30年といった超長期地方債を相次いで発行している。[編集部]

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