20世紀日本人名事典 「足立文太郎」の解説
足立 文太郎
アダチ ブンタロウ
明治〜昭和期の解剖学者,人類学者 京都帝国大学医科大学教授。
- 生年
- 慶応1年6月15日(1865年)
- 没年
- 昭和20(1945)年4月1日
- 出生地
- 伊豆国田方郡上狩野村(静岡県天城湯ケ島町)
- 学歴〔年〕
- 帝国大学医科大学(現・東京大学医学部)〔明治27年〕卒
- 学位〔年〕
- 医学博士
- 主な受賞名〔年〕
- 帝国学士院恩賜賞〔昭和5年〕,ドイツ赤十字名誉賞
- 経歴
- 解剖学を専攻し、第三高等学校医学部(のち岡山大医学部)教授となり、明治32年から5年間のドイツ留学を経て、37年より京都帝国大学医科大学教授。血管、筋肉、内臓、皮膚などの軟部組織に関する詳細な研究を行い、とくに日本人とヨーロッパ人の人種的差違を明らかにする画期的な業績をあげた。独文の大著「日本人の動脈系」、「日本人静脈系」がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報