日本歴史地名大系 「跡部郷」の解説
跡部郷
あとべごう
跡部郷
あとべごう
「和名抄」にみえ、東急本に「阿止倍」の訓がある。「日本書紀」用明天皇二年四月条に、物部守屋が大和から別業のある「
跡部郷
あとべごう
跡部郷
あとべごう
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
「和名抄」にみえ、東急本に「阿止倍」の訓がある。「日本書紀」用明天皇二年四月条に、物部守屋が大和から別業のある「
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
…後者の交通上の重要性が高まったのは推古朝以後と考えられるので,敏達朝にみえるこの市の比定地としては前者が妥当と考えられる。前者は《和名抄》河内国渋川郡跡部郷の故地で,大和川,石川合流点と難波のちょうど中間に位置する交通上の要地であり,〈桑市村〉とも称されるごとく人家も多く,大連物部守屋の別業や百済から来た日羅(にちら)の居館もこの地にあったという。769年(神護景雲3)称徳女帝が行幸に際して竜華寺の西の川上に臨時の市を開き,〈河内市人〉を集めさせたのも,近くに阿斗桑市があったことに触発されてのことであり,〈河内市人〉の中には阿斗桑市の市人が多かったと考えられる。…
※「跡部郷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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