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造形芸術 ぞうけいげいじゅつplastic arts

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

造形芸術
ぞうけいげいじゅつ
plastic arts

芸術全般を2つに大別し,音楽,文芸,演劇,舞踊などの時間的芸術をミューズ的芸術と呼んで総括するのに対し,絵画彫刻建築工芸などの空間的芸術を総括する概念。その特性としては (1) 物的,(2) 空間的,(3) 視覚的の3つをあげることができる。造形芸術はさらに形象芸術と空間芸術に区分され,前者は絵画,彫刻などの再現芸術をさし,後者は建築,工芸などの抽象的空間を扱うものをさす。

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デジタル大辞泉の解説

ぞうけい‐げいじゅつ〔ザウケイ‐〕【造形芸術】

実在する物質を媒介として空間的形象を表し、人間の視覚に訴えることを目的とする芸術。絵画彫刻工芸建築の類。空間芸術。造形美術

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

造形芸術
ぞうけいげいじゅつ
plastic art

plasticは可塑性を意味するところから、フランス語のart plastiqueは塑造芸術を、ドイツ語のbildende Kunstのbildendeは模造の意であることから具象芸術を意味するが、今日ではともに造形芸術と訳されることが多く、単に造形、芸術、美術と記されることもある。
 造形芸術は本来、詩、小説、戯曲などの言語芸術、舞踊や演劇などの表情芸術、音楽といわれる音響芸術などの時間芸術、つまり「こと」の芸術に対応する、「もの」を媒介とした空間芸術であって、絵画、彫刻、工芸、建築などの総称である。しかし、今日では「もの」でない電気や光などの、映像メディアによる時間的な動きがこれに加わり、その概念を拡張しつつある。[三田村右]

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世界大百科事典内の造形芸術の言及

【美術】より

…明治時代には文学も美術に加えられていた(坪内逍遥《小説総論》など)。しかし近年は,これを形体を創造する芸術,すなわち造形芸術に限定するようになっている。また美術品,美術家,美術館,美術批評などの語も造形美術に関してのみ用いられているが,それでもなお美術という概念の輪郭はきわめてあいまいである。…

※「造形芸術」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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