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道場法師 どうじょうほうし

世界大百科事典 第2版の解説

どうじょうほうし【道場法師】

日本霊異記》にみえる雷より授かった子で,元興寺の僧。尾張国阿育知(あゆち)郡片蕝(かたわ)里の農夫が田に水を引くときに童形の雷が落ちて来た。金杖で打とうとしたところ,雷は命を乞い,子を授けることを約束し,楠の竹の葉を浮かべた水槽によって昇天した。農夫には頭に蛇を巻いた男子が生まれた。その子は,10余歳で朝廷の力王と力を競べ,勝つ。石を投げるときに3寸の深さに足跡がついたという。元興寺の童子となり,鬼を退け,鐘堂の怪を絶つ。

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世界大百科事典内の道場法師の言及

【雷】より

…雷が雨を伴うので雷神は古くから水神の属性をもっていた。《日本霊異記》の道場法師の伝説では,雷をとらえた話と水を得た話とがなんの関連もなく記されているが,《今昔物語集》の越後の神融聖人の話では,とらえられた雷が水を与えることを約束して天に帰ることを得ている。各地に伝えられる雷石,雷松の伝説中には雨乞いと関連したものがある。…

※「道場法師」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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