郡中惣代(読み)ぐんちゅうそうだい

大辞林 第三版の解説

ぐんちゅうそうだい【郡中惣代】

江戸時代の天領における村役人の代表。代官所の行財政の補完的役割を担うものとして江戸時代後半から置かれた。郡中惣代庄屋。郡中惣代名主。

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世界大百科事典 第2版の解説

ぐんちゅうそうだい【郡中惣代】

江戸時代の各地に散在する幕領(天領)に,宝暦・天明期(18世紀後半)以降存在した村役人の代表。個々の代官所支配管下全体(=郡中)の庄屋(名主)を代表する〈惣代〉の意味で,郡中惣代庄屋(名主)と呼ばれる。形式的には代官による任命のかたちをとるが,実質的には村役人の中での入札で選出,推薦される。原則として任期は1年間で世襲制をとらない。分散・錯綜する所領形態をとり,かつ現地の支配機関としては脆弱な代官所しかもたない幕領において,代官所と各村々とを仲介し,現地支配を実質的に補完する重要な諸機能を果たした。

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