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配位子場理論 はいいしばりろん ligand field theory

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世界大百科事典 第2版の解説

はいいしばりろん【配位子場理論 ligand field theory】

金属錯体中の中心金属イオンと配位子との相互作用を取り扱う理論の一つ。この相互作用を純粋な静電結合とする立場の結晶場理論共有結合性を考慮にいれて修正したものであるが,区別せずに結晶場理論を同じ意味に取り扱うこともある。すなわち中心金属イオンは陽イオンであるとし,それをとりまく配位子はすべて負の点電荷であると近似し(中性配位子でも双極子の負端が中心金属イオンの方向に向いていると考える),その電荷による静電場(これを結晶場crystalline fieldと呼ぶ)におかれた中心金属イオンの電子のエネルギー準位がどのようになるかを考え,配位子の電子軌道が金属イオンによって受ける影響は無視するのが結晶場理論である。

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