野沢菜(読み)ノザワナ

デジタル大辞泉 「野沢菜」の意味・読み・例文・類語

のざわ‐な〔のざは‐〕【野沢菜】

カブの一品種。葉はへら形で長さ50~80センチ。葉・根とも漬物にする。野沢温泉中心に信越地方で栽培される。 冬》
[類語]白菜唐菜小松菜芥子菜高菜水菜壬生菜

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精選版 日本国語大辞典 「野沢菜」の意味・読み・例文・類語

のざわ‐なのざは‥【野沢菜】

  1. 〘 名詞 〙 カブナの一品種。長野県下に多く栽培される。葉は倒披針形でよく茂り、五〇~八〇センチメートルになる。一一月末頃収穫した葉を塩漬けにして貯蔵し、冬の間漬物として食する。《 季語・冬 》

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事典 日本の地域ブランド・名産品 「野沢菜」の解説

野沢菜[根菜・土物類]
のざわな

北陸甲信越地方、長野県の地域ブランド
主に下高井郡野沢温泉村で生産されている。1756(宝歴6)年頃、京都から天王寺蕪の種を持ち帰って蒔いたところ、葉柄・茎丈が大きく成長。野沢温泉の気候風土によって変化して、野沢菜ができたと伝えられている。野沢菜漬は、11月初めに十分に育った野沢菜から蕪を切り落としてすぐに漬けこむ。12月中旬頃から食べられる。信州伝統野菜

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デジタル大辞泉プラス 「野沢菜」の解説

野沢菜

長野県下高井郡野沢温泉村で生産される葉物野菜。代表的な漬け菜の一種。アブラナ科。江戸時代健命寺の八世晃天園瑞和尚が、遊学した京都から「天王寺かぶ」の種を持ち帰り、栽培を始めたとの伝承がある。

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