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金門島

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

金門島

中国福建省アモイ目と鼻の先にある台湾の離島。中国で共産党政権が発足した1949年以降も国民党側が死守。58年に中国が大攻勢をかけるなど、79年まで砲撃合戦が続いた。2001年にアモイと船で直接行き来する「小三通」が解禁されると中台交流の玄関口になり、昨年は延べ150万人が行き来した。大金門と呼ばれる本島のほか、小金門などの島々で構成する金門県の面積は約150平方キロ。人口は約6万8千人。

(2015-05-26 朝日新聞 朝刊 1外報)

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百科事典マイペディアの解説

金門島【きんもんとう】

台湾の島。中国,福建省厦門(アモイ)の東約15kmにある。面積約180km2。上海〜広州の航路をおさえ,古くから海賊の根拠地で,明末・清初,鄭成功が復明運動の拠点とした。解放後,台湾政府は北方の馬祖島とともに本土進攻の最後の基地とし,全島を地下要塞(ようさい)化した。1958年,中国軍との間で激しい砲撃戦があり,多数の死者を出した。現在は金門国家公園に指定されており,対岸の厦門及び泉州との航路が開かれている。特産品としてコーリャン酒が有名。

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世界大百科事典 第2版の解説

きんもんとう【金門島 Jīn mén dǎo】

中国,福建省厦門(アモイ)の東方約10kmにある島。大金門島または吾洲嶼とも呼ぶ。面積131.7km2,長さ18km,最大幅15km。金門島,小金門島など合計12の島からなる金門列島の総称として金門島と呼ぶこともある。昔から海賊や密貿易の拠点として知られ,鄭成功はかつてここを反清復明の基地とした。現在,馬祖島とともに台湾政府が大陸に接してもつ最前線の軍事基地で,上海~広州間の航路をおさえ,島は全島要塞化している。

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大辞林 第三版の解説

きんもんとう【金門島】

中国、福建省廈門アモイの沖合にある小島。清代の初期、海上勢力を握っていた鄭成功ていせいこうの根拠地。北方にある馬祖島とともに台湾が支配する。1954年と58年、中国軍が砲撃。チンメン-タオ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

金門島
きんもんとう / チンメンタオ

中国南東部、福建(ふっけん/フーチエン)省南部、厦門(アモイ)の対岸にある金門列島中最大の島。面積131.7平方キロメートル、最高点は太武山で標高253メートル。人口5万3832(2000)。明(みん)末に厦門とともに鄭成功(ていせいこう)の反清復明(はんしんふくみん)の基地となった。1949年以来、台湾および北方の馬祖島(ばそとう/マーツータオ)とともに台湾政府の治下に入り要塞(ようさい)化されている。78年までは人民解放軍との間に砲撃が応酬された。島の主産業は農業で、米、サツマイモ、ラッカセイを生産する。水産物も豊富である。[青木千枝子・河野通博]

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