鉱(漢字)

普及版 字通 「鉱(漢字)」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 13画

(旧字)鑛
23画

(異体字)
17画

[字音] コウ(クヮウ)
[字訓] あらがね

[説文解字]

[字形] 形声
声符は廣(広)(こう)。〔説文〕九下に字をに作り「銅鐡の樸石なり」、すなわち原鉱石の意とする。〔周礼、地官、人(こうじん)〕は金玉錫石の地を守り、その地に禁(呪禁)を施して、その原鉱を守ることを掌る。(黄)は樸石の色をいうもので、それが字の原義であろう。を字の初文とする説もあり、鉱石の象形字かと思われる。

[訓義]
1. あらがね、原鉱石。
2. 字はまた(こう)に作る。

[古辞書の訓]
名義抄〕鑛 アラカネ/ カナマリ/・礦 アラト・アラカネ・アラシ・コハシ/ カナマリ 〔字鏡集〕礦・ アラカネ・アカカネ・アラシ・アカシ・アラト・コハシ

[熟語]
鉱界・鉱区鉱山鉱床・鉱井鉱璞・鉱夫鉱脈
[下接語]
金鉱・原鉱・砕鉱・採鉱・精鉱・選鉱・粗鉱炭鉱探鉱鉄鉱・銅鉱・廃鉱・貧鉱・富鉱・

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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