錦を飾る(読み)ニシキヲカザル

デジタル大辞泉 「錦を飾る」の意味・読み・例文・類語

にしきかざ・る

美しい着物を着る。転じて、成功して美しく着飾って故郷へ帰る。「故郷に―・る」
[類語]名を成す名を残す名を馳せる顔が立つ面目を施す一花咲かせる名高い有名知名著名高名名うて名代評判名立たる名が売れる顔が売れる音に聞く世に出る世に聞こえる知名度名声名が有る名が通る名をあげる名を売る名を得る名を立てる名を遂げる

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精選版 日本国語大辞典 「錦を飾る」の意味・読み・例文・類語

にしき【錦】 を 飾(かざ)

  1. 美しい着物を着る。美しい着物を並べる。錦を着る。
    1. [初出の実例]「玉楼金殿に 錦をかざるもてなし 雲のたたりかた甍を並べたりやな」(出典:宴曲・宴曲集(1296頃)二)
  2. 立身出世して故郷へ帰る。錦を着て故郷へ帰る。
    1. [初出の実例]「軈(やが)て望みを為し遂げて忠孝全き者となり錦を飾りて還り来んに必らず思ひ過されなと」(出典婦女の鑑(1889)〈木村曙〉九)

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