出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
東京都墨田区(すみだく)北端の地名。現在、町名では堤通(つつみどおり)、墨田などにあたる。隅田川(すみだがわ)が大きく曲がる所で、曲ヶ淵(かねがふち)とよんだことか、または、橋場(台東(たいとう)区)から亀戸(かめいど)に普門(ふもん)院とよぶ寺が移転する際、寺鐘が水中に落ちたことが地名の由来という。江戸時代は将軍献上の野菜畑、鷹狩(たかがり)の地であった。1889年(明治22)ここに鐘淵紡績工場が設立され鐘紡(かねぼう)(のちカネボウ)の名でよばれた。現在は工場は廃止され、高層の都営住宅地に再開発されている。東武鉄道伊勢崎(いせさき)線の鐘ヶ淵駅がある。
[沢田 清]
機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...