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鐘巻 かねまき

大辞林 第三版の解説

かねまき【鐘巻】

蟇目ひきめの矢で、沓巻くつまきの部分を上を細く下を太く釣り鐘形に巻いたもの。

かねまき【鐘巻】

姓氏の一。

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世界大百科事典 第2版の解説

かねまき【鐘巻】

(1)能の曲名。四番目物。非現行演目。観世信光作。シテは白拍子,実は女の怨霊。現行演目《道成寺》の原作で,筋立ても主要部分の詞章もほぼ同じだが,次のような違いがある。道成寺の釣鐘再興の供養を拝みにきた白拍子が,女人禁制だと断られ,愁嘆する場面がある。許された白拍子が舞を舞う場面で,眼目の乱拍子(らんびようし)に入る前に,道成寺創建の説話を物語るクセを舞う。鐘の中からふたたび現れた怨霊(後ジテ)を祈り伏せる僧(ワキ)の祈禱の文句が違う。

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世界大百科事典内の鐘巻の言及

【道成寺】より

四番目物。原作である《鐘巻(かねまき)》は観世信光作。シテはまなごの長者の娘の怨霊(おんりよう)。…

【番楽】より

…基本的芸態や曲目は東北地方の山伏系の神楽とほぼ同じで,楽器は大型の締太鼓,笛,銅拍子(手平鉦(てびらがね)ともいう),ほかに付け打ちする拍子板,小太鼓などを使う所もある。曲目も前述の武士舞のほか《露払い》《三番叟》などの少年の舞や,《杵舞》《傘舞》などの曲舞(くせまい),《蕨折(わらびおり)》《鐘巻(かねまき)》などの女舞の曲を残す所もある。山形県飽海(あくみ)郡遊佐町杉沢の〈ひやま〉が国指定重要無形民俗文化財とされるほか,秋田県では北秋田郡阿仁町の〈根子(ねつこ)番楽〉,由利郡矢島町の〈坂ノ下番楽〉,象潟町の〈横岡番楽〉,平鹿郡十文字町の〈仁井田番楽〉など9ヵ所の番楽が,山形県では最上郡金山町有屋の〈稲沢番楽〉などが県指定民俗文化財とされる。…

※「鐘巻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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