長須鯨(読み)ナガスクジラ

デジタル大辞泉 「長須鯨」の意味・読み・例文・類語

ながす‐くじら〔‐くぢら〕【長須鯨/長×簀鯨】

クジラ目ナガスクジラ科の哺乳類体長20メートルを超えるヒゲクジラ。背は黒く、腹は白でうね状のひだが並ぶ。夏は高緯度海域で生活し、冬に低緯度海域で出産する。捕鯨によって生息数が減少。えびすくじら。
[類語]鬚鯨白長須鯨背美鯨座頭鯨歯鯨抹香鯨しゃち海豚いるか儒艮じゅごん

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精選版 日本国語大辞典 「長須鯨」の意味・読み・例文・類語

ながす‐くじら‥くぢら【長須鯨】

  1. 〘 名詞 〙 ナガスクジラ科の哺乳類。体長はふつう二〇メートル内外で、雌の方が大きく二六メートルに達する。体は細長く、のどと胸の部分に多くのひだが縦に走る。背面は暗灰色で腹面は白く、腹背の境界は鮮明。くじらひげは青灰色を呈し、二六〇~四七五枚ある。世界の海洋に広く分布し、高緯度の採餌海域(冬季)と低緯度の繁殖海域(夏季)の間を、数千キロメートルも回游する。日本では北海道近海に多い。肉は食用。くじらひげは工芸品用とし、鯨油も多量にとれる。かつては捕鯨の主要対象種だったが、生息数が激減し、全面禁猟となっている。近縁種に最大種のシロナガスクジラがある。ながす。えびすくじら。《 季語・冬 》 〔本朝食鑑(1697)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「長須鯨」の解説

長須鯨 (ナガスクジラ)

学名Balaenoptera physalus
動物。ナガスクジラ科のヒゲクジラ

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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