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門戸開放主義 もんこかいほうしゅぎ

百科事典マイペディアの解説

門戸開放主義【もんこかいほうしゅぎ】

1899年国務長官ヘイが提唱して以来,米国の対中国政策の基本となった主張。中国における各国の商業上・産業上の機会均等,中国の領土的・行政的統一性の保全を主張して,中国における米国の経済的発展の機会の確保をねらった。

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世界大百科事典 第2版の解説

もんこかいほうしゅぎ【門戸開放主義 Open Door Policy】

1899年から第2次大戦までアメリカの対中国政策の基調となった原則。その淵源は,19世紀中葉以降アメリカが主張した最恵国待遇に求められるが,門戸開放スローガンは19世紀末イギリスで流布していた。当時,ヨーロッパ列強による中国分割という情勢のなかで,その伝統的な中国貿易の支配を脅かされたイギリスは,機会均等の原則の宣言を望んでいたが,みずから長江(揚子江)流域に広大な権益を保有する関係から,アメリカがイニシアティブを取るよう誘いかけた。

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世界大百科事典内の門戸開放主義の言及

【アメリカ合衆国】より

…スペインとの戦争(1898)の結果,フィリピン全土を領有することになったが,それを恒久的に領有する考えはなかった。太平洋に足場を得たアメリカは,ヨーロッパ列強や日本により中国がそれぞれの勢力範囲として分割され,アメリカの経済的機会が失われることを恐れ,各国の経済的機会の均等および中国領土の保全を唱えて,中国をめぐる国際政治に参加するようになった(門戸開放主義)。アメリカは中国における一般的な不平等条約特権の受益者であったが,他の帝国主義国と異なり,租借地や利益範囲などの個別的な特殊権益をもっていなかった。…

※「門戸開放主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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