デジタル大辞泉 「開放体系」の意味・読み・例文・類語 かいほう‐たいけい〔カイハウ‐〕【開放体系】 経済学で、商品の輸出入や資本・労働の移動のような外国との取引を考慮して一国の経済を分析し、理論を構成していくこと。⇔封鎖体系。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「開放体系」の意味・読み・例文・類語 かいほう‐たいけいカイハウ‥【開放体系】 〘 名詞 〙① 物理学で、外界に対して開放された系をいう。自分以外の外界と交渉をもち、外界とエネルギーや物質の交換が行なわれるもの。すべての生物などがこれにあたる。② 経済学で、一国の国民経済を、国際的流通など対外関係を考慮にいれて分析する体系。⇔封鎖体系 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「開放体系」の意味・わかりやすい解説 開放体系かいほうたいけいopen system (1) マクロ経済学において,国家間の国際取引を明示的に分析の対象に入れ,為替レートや国際収支の決定を扱う場合の経済体系をいう。封鎖体系に対する。 (2) 産業連関分析において,産業連関部門以外の政府,家計,輸入といった部門を産業部門のようにみなして,それらの部門の係数を生産係数と同様に固定的に扱って連立方程式体系を設定するシステムを封鎖体系というが,これに対して,産業連関部門の係数のみを固定的なものとみなすシステムを開放体系と呼ぶ。開放体系は産業連関システム以外のシステムと接続可能であるのでより開かれた体系であるといえる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by