防潮林(読み)ボウチョウリン

デジタル大辞泉 「防潮林」の意味・読み・例文・類語

ぼうちょう‐りん〔バウテウ‐〕【防潮林】

潮風高潮などの被害を防ぐため、海岸近くに設ける林。塩分に強いクロマツアカマツイヌマキなどを植える。

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精選版 日本国語大辞典 「防潮林」の意味・読み・例文・類語

ぼうちょう‐りんバウテウ‥【防潮林】

  1. 〘 名詞 〙 潮風や津波などによる災害を防ぐために、海岸近くに設けるクロマツ、イヌマキなどの林。〔産業気象(1950)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「防潮林」の意味・わかりやすい解説

防潮林
ぼうちょうりん
tidewater control forest

津波の被害を防止するために造成した防災林一種潮害防備林ともいう。防潮林は防潮堤防とともに津波の被害を軽くする有効な手段で,海上からの流入物と陸地からの流出を阻止し,林木の抵抗によって津波の破壊力を弱め,高波による土壌浸食を軽くする。林帯の幅は少くとも 40mは必要で,70m以上が望ましい。防潮林には一般にクロマツやアカマツが利用され,林帯の前縁部には低木を密生させれば効果が大きい。防潮林はまた潮風の害を防ぐ目的にも使われる。

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百科事典マイペディア 「防潮林」の意味・わかりやすい解説

防潮林【ぼうちょうりん】

正しくは潮害防備林。保安林一つ。海岸で潮風,潮水,津波などの害を防止するための森林。主林木としてはクロマツ,アカマツが最も適し,副林木としては,イブキネズミサシ,ウバメガシ,マサキなどが適する。

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