悪魔を退治し降伏(ごうぶく)すること。悪魔の誘惑を克服すること。仏伝によれば、釈尊(しゃくそん)(釈迦(しゃか))が悟りを完成させんがために菩提樹(ぼだいじゅ)の下で禅定(ぜんじょう)に入っていたとき、いろいろな悪魔が甘言をもって誘惑したり、暴威をもって脅迫したが、釈尊はそれらの妨害をすべて退けた。これを「降魔」という。実際は、釈尊が心の中の煩悩(ぼんのう)に打ち勝ったことを表現したものである。仏の一生涯で重要な八つの事件、すなわち八相(はっそう)(降兜率(ごうとそつ)、託胎(たくたい)、降生(ごうしょう)、出家(しゅっけ)、降魔、成道(じょうどう)、説法、涅槃(ねはん))の一つ。
[阿部慈園]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新