険峻(読み)ケンシュン

デジタル大辞泉 「険峻」の意味・読み・例文・類語

けん‐しゅん【険×峻/××峻】

[名・形動]高くけわしいこと。また、そのさま。峻険。険阻
「山は―にして見上ぐるまでに高く」〈独歩馬上の友〉
[類語]険阻峻険急峻険しい険難要害天険険要険所峻峭峻抜峻岳峻峰峻嶺高峰高嶺奇峰

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精選版 日本国語大辞典 「険峻」の意味・読み・例文・類語

けん‐しゅん【険峻・嶮峻】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. けわしいこと。山などのけわしくそそりたつこと。また、そのさま。険阻。峻嶮
    1. [初出の実例]「登寺東嶮峻坂十三里」(出典参天台五台山記(1072‐73)一)
    2. 「凡そ功績に進むの路は〈略〉険峻にして攀上りがたし」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一一)
    3. [その他の文献]〔宋玉‐高唐賦〕
  3. 性格が厳格できびしく、妥協しないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「羨が性嶮峻介立にして、いさぎようして、人の礼義音信をきらうたぞ」(出典:玉塵抄(1563)四三)

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普及版 字通 「険峻」の読み・字形・画数・意味

【険峻】けんしゆん

けわしい。

字通「険」の項目を見る

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