雨竜沼湿原(読み)うりゅうぬましつげん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

北海道北西部,暑寒別岳の東麓にある湿原雨竜町に属する。南暑寒岳(1296m),恵岱岳(えたいだけ,1061m),群馬岳(971m)に囲まれた溶岩台地のほぼ中央部に位置し,東西 4km,南北 2kmにわたり百数十のからなる。標高約 900m。東流するペンケペタン川の水源地。沼は直径数mから 100mまで大小さまざまで浮島や湿原性植物のゴスンアヤメやヒメシャクナゲワタスゲツルコケモモハクサンチドリなどが見られ,尾瀬沼と並ぶ高層湿原をなす。暑寒別天売焼尻国定公園に含まれる。2005年ラムサール条約に登録。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

標高850メートルの台地に広がる101・5ヘクタールの山岳型高層湿原帯(東西4キロ、南北2キロ)。大小170以上の「池塘(ちとう)」と呼ばれる沼が点在し、ペンケペタン川がうねるように蛇行する。6月から9月にかけて150種類を超す植物が咲き、7月には湿原の名にちなんだウリュウコウホネの黄色い花が池塘の水面に顔をのぞかす。暑寒別天売焼尻国定公園内にあり、2005年11月にラムサール条約の登録地になった。

(2020-07-04 朝日新聞 朝刊 北海道総合)

出典 朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について 情報

事典 日本の地域遺産の解説

(北海道雨竜郡雨竜町)
ラムサール条約湿地」指定の地域遺産。
高層湿原。暑寒別天売焼尻国定公園特別保護地区。山地型高層湿原としては我が国でも有数の面積規模を誇る
(北海道雨竜郡雨竜町)
美しき日本―いちどは訪れたい日本の観光遺産」指定の地域遺産。
(北海道雨竜郡雨竜町)
北海道遺産」指定の地域遺産。
増毛山地の高層湿原で標高850mにある。池塘が700以上あり、道内最大の山地湿原。道指定天然記念物

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

ビットコイン

インターネット上で使用できる仮想通貨の一つ。日本円のような法定通貨とは異なり、通貨としての機能を持つ電子データであり、1ビットコインは、1BTCという単位で表記される。仮想通貨と似たものに、オンライン...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

雨竜沼湿原の関連情報