北海道の西部、石狩支庁・空知支庁・留萌支庁にまたがる国定公園。面積一万八四〇七ヘクタール。暑寒別道立自然公園と天売焼尻道立自然公園とを合せ、平成二年(一九九〇)八月に道内で五番目の国定公園として誕生。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
北海道西部の日本海側にある国定公園。暑寒別、天売焼尻の両道立自然公園をあわせ1990年(平成2)に指定された。石狩(いしかり)振興局管内、空知(そらち)総合振興局管内、留萌(るもい)振興局管内の5町2村にまたがる。面積435.59平方キロメートル。
暑寒別山系とその海岸部、送毛(おくりげ)・濃昼(ごきびる)地区の海岸部および天売島・焼尻島からなり、山地型湿原を含む山岳景観と海食崖(かいしょくがい)の海岸景観が特徴。南暑寒岳東部恵岱別(えたいべつ)溶岩台地上の雨竜沼湿原(うりゅうぬましつげん)は、ペンケペタン川が蛇行し、水生、湿原性、高山性の植物群が混交する自然性の高い景観を呈しており、北海道の鳥獣保護区および天然記念物である。天売島はウミネコ、ウミガラス(オロロンチョウ)、ケイマフリ、ウトウなどの鳥類の繁殖地で、国の鳥獣保護区および天然記念物になっている。焼尻島は130ヘクタールに及ぶ原生林に約5万本のイチイ(オンコ)とミズナラ、イタヤカエデを中心とする自然林を形成し、国指定の天然記念物になっている。なお、雨竜沼湿原は2005年(平成17)に、ラムサール条約登録湿地となった。
[編集部]
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