雫石川(読み)しずくいしがわ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

雫石川
しずくいしがわ

岩手県西部を流れる川。奥羽山脈駒ヶ岳 (1637m) 山群に発した竜川が東流して,雫石町下川原で葛根田 (かっこんだ) 川と合流,雫石川となり盛岡市南西で北上川に注ぐ。全長 52km。志戸前 (しとまえ) 川,鶯宿 (おうしゅく) 川,南畑川など多くの支流が雫石盆地で流入。鶯宿川にのぞむ鶯宿温泉,葛根田川上流の滝ノ上温泉,鳥声ノ滝,玄武洞の峡谷があり,滝ノ上では地熱発電による熱水利用の研究が進められている。雫石川の中流部に北上川水系の五大ダムの1つ,御所ダムが 1981年に完成,その下流右岸に鹿妻堰取水口がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

雫石川
しずくいしがわ

北上川(きたかみがわ)の支流の一つ。岩手・秋田県境の駒ヶ岳(こまがたけ)火山に発する葛根田(かっこんだ)川、竜川(たつかわ)、志戸前(しとまえ)川、鶯宿(おうしゅく)川、南畑(みなみはた)川などが雫石盆地をつくり、雫石川となって東流し、盛岡市南西部で北上川に注ぐ。延長42キロメートル。葛根田川上流には滝ノ上(たきのうえ)温泉、葛根田地熱発電所があり、鳥越(とりごえ)ノ滝や玄武洞(国の天然記念物)のある峡谷をつくる。盛岡市繋(つなぎ)地区に御所ダム(ごしょだむ)広域公園があり、その下流には冬季に百数十羽の白鳥が飛来する。[川本忠平]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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